1つ前の投稿では水換えで南米ウィローモスが調子を取り戻した(しそう)というのを報告しました。
と言ってもただ水換えしたら良い感じですというのも再現性の無さそうな話で、せっかくなのでもう少し情報が欲しいところです。
ということで注文していた水質試験紙(テトラ6in1)が届いたので測っていきたいと思います。立ち上げ初期から測っとけば良かった。
結果の前に計測方法に関してですが、テトラ6in1が現代に合わせてしっかり改良されていて感動いたしました。
なんと公式アプリで試験紙画像の読み取り、保存が行えます!!これはすごい。
色を数値化する際に外部の光がどの程度結果に影響するのか気にはなりますが、自分の目も大概当てにならないので大丈夫です。
本題に戻ります。今回の改善の決め手が水換えだとすると、水換え前後で検査すれば何か情報が得られそうです。換水後は新しい水が水槽の水と十分に混ざる事を期待して時間を空けています。念のため3回分のデータを取りました。計測1と計測2は中1日空けています。計測3は計測2の翌日です。
計測1 | 硝酸塩 NO3 [mg/l] |
亜硝酸 NO2 [mg/l] |
総硬度 GH |
炭酸塩 硬度KH |
pH | 塩素 Cl2 [mg/l] |
二酸化炭素 CO2 [mg/l] |
換水前 | 0.0 | 0.0 | 0.2 | 3.5 | 6.2 | 0.0 | 82.2 |
換水後 (間隔1.5h) |
9.1 | 2.1 | 0.0 | 9.6 | 6.0 | 0.0 | 357.1 |
計測2 | 硝酸塩 NO3 [mg/l] |
亜硝酸 NO2 [mg/l] |
総硬度 GH |
炭酸塩 硬度KH |
pH | 塩素 Cl2 [mg/l] |
二酸化炭素 CO2 [mg/l] |
換水前 | 0.0 | 0.0 | 1.5 | 3.5 | 6.1 | 0.0 | 103.4 |
換水後 (間隔4.0h) |
11.2 | 0.0 | 0.0 | 6.3 | 6.0 | 0.0 | 234.4 |
計測3 | 硝酸塩 NO3 [mg/l] |
亜硝酸 NO2 [mg/l] |
総硬度 GH |
炭酸塩 硬度KH |
pH | 塩素 Cl2 [mg/l] |
二酸化炭素 CO2 [mg/l] |
換水前 | 10.5 | 0.0 | 1.3 | 6.1 | 6.0 | 0.0 | 226.9 |
換水後 (間隔1.0h) |
8.6 | 2.0 | 0.0 | 9.0 | 6.0 | 0.0 | 334.8 |
参考:水道水データ(計測は↑とは別の日)
水道水 | 硝酸塩 NO3 [mg/l] |
亜硝酸 NO2 [mg/l] |
総硬度 GH |
炭酸塩 硬度KH |
pH | 塩素 Cl2 [mg/l] |
二酸化炭素濃度 CO2 [mg/l] |
カルキ抜き投入前 | 11.8 | 0.0 | 1.9 | 5.8 | 6.2 | 0.0 | 136.1 |
それぞれ見ていきます。
-
硝酸塩
これは個人的に意外だったのですが、水道水にも結構含まれているのですね。生体が少ないので換水前は低いのだと思います。窒素は水草の成長に必要だそうなのでこれが不足していた説が濃厚? - 亜硝酸
取り敢えず少ないのでヨシ(思考停止) - 総硬度
解釈出来ません。。 - 炭酸塩硬度
ソイルを使用しているので換水前は下がっているのだと思います(原理よく分かってない) - pH
ソイルのおかげでpHが低いのだと思っていましたが、水道水とほぼ変わらないですね。 - 塩素
なんとなく都会の水は塩素が多いのではと思っていましたが(偏見)、今回の測定レンジでは水道水でも検知されないようでした。 - 二酸化炭素濃度
水道水にも結構含まれているというのは意外でした。
振れ幅大きいので解釈が難しいですが、換水後が水道水の値を超えているのを見るに蛇口に到達するまでの状態でも結構変わっているのかなとも思ったり(時間帯、配管のどの辺りにあった水かなど)。
今回の測定からは(多分)窒素が不足していそうというのが分かりました。現状うまくいっているようなのでこのまま換水を続けるのが無難かなとも思いますが、生体を追加して窒素の供給源を確保する or 肥料で補完する のもありなのかなとも思ったり。